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企業インタビュー(1):株式会社 プロティア・ジャパン

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株式会社 プロティア・ジャパンは、(1)化粧品の輸入及び販売、(2)美容機器、スポーツ機器の販売、(3)サプリメントの販売の三事業を主要事業として活動を行っています。初回となる今回は、戸澤明子取締役会長にインタビューを行いました。

―― 貴社の活動概要、主要事業についてお教えください。

1991年設立の株式会社 プロティア・ジャパンは、(1)皮膚の健康に欠かせないビタミンAが豊富に含まれ、肌に浸透しやすく考えられたスキンケア化粧品『エンビロン』の輸入及び販売、(2)美容・スポーツ機器である3次元ハーモニック振動トレーニングマシン『パワープレート』の販売、(3)医師が開発した「プロティアドクターズサプリ」の販売の三事業を主要事業として活動を行っています。これら3つのビジネスドメインでお客様の「Live Active」な生き方の実現をサポートする「アクティブエイジング カンパニー」を志しています。

―― 戸澤会長は医師免許をお持ちですが、ビジネスの世界に入られたきっかけは何だったのですか?

私たちの皮膚は80%が紫外線、残りの20%が自然の現象によって老化を引き起こすと考えています。25年以上前に南アフリカのケープタウンで現在美容形成外科クリニックを経営するDr. デス フェルナンデスから試作品段階のビタミンA配合のクリームが2本送ってこられました。それを数か月にわたって半信半疑で使用してみましたところ、シミが出来やすい肌質だったのですが、シミが薄くなり、肌が健康になっていくのを実感しました。そこにビタミンAを含む抗酸化物質が成分に含まれているのが分かりましたが、当時の日本の皮膚科学会の論文にはまだそのようなことは書かれていませんでした。しかし、実際はシミが消えるような効果があったので肌の健康の大切さについて非常に意識をさせられるようになってきました。またその効果は気持ちをアクティブにしてくれるものでもあり、身体の外面(見た目の美しさ)と内面両方において非常に魅力的なものでした。

元々、私の専門は耳鼻咽喉科ですが、患者のなかでも肌に悩む方が多くみられました。当時はアトピー等のアレルギー患者も診ていましたが、免疫療法の効果に限界を感じていました。そこで、患者様に、Dr. デス フェルナンデスから送られてきたビタミンA配合クリームを使ってもらったのです。この当時は試作品であった『エンビロン』の経緯とまだ医学的エビデンスに乏しく未完成であることを詳細に説明しましたが、それでも私自身に効果があったとことを話すと使用を希望する方が数名出てきて、結果非常に良いというお声をいただきました。そこで、胸痛むところは多々ありましたが、耳鼻咽喉科の医師としての白衣を脱いで『エンビロン』を、肌で悩む多くの人に広めていくべきであると強く感じました。同時に自分自身の人生において新しい人々に出会いながら世界が広がる可能性を予感しました。『エンビロン』の効果について、私が皮膚科学会で広めていくとともにこれを必要とする人々に提供していこうという使命感がありました。これがビジネスの世界に入ったきっかけになります。結果として良かったと思います。

―― 商品開発やサービス展開のアプローチで苦労されたことがあればお聞かせください。

厚生労働省から『エンビロン』の認可を取れていましたけど、当初は小さな会社でした。会社設立当時は、沢山のところに営業したり、講演やセミナーを行いました。10年ぐらいかかりましたけど、多くの大学の研究者と出会い、雑誌の取材、講演会など人生がかわっていきました。2001年から『エンビロン』の販売を本格的に行う会社としての活動を開始しました。『エンビロン』のアトピー性皮膚炎に対する効果などの論文が発表され、注目を浴びるようになりました。日本初のトップレベル競技者用トレーニング施設で東京都北区にある「味の素ナショナルトレーニングセンター」ではJOC及びJOC加盟競技団体に所属するスポーツ選手が利用していますが、その施設の皮膚科にはエンビロンが採用されています。

また、年齢にかかわらず、常に“生産的(プロダクティブ)”であり続けるために、体のケアとして三次元振動を活用したトレーニング・マシーンの『パワープレート』に着目しました。これは宇宙飛行士の全身振動トレーニングに着目したオリンピックトレーナーがトップアスリートのトレーニングに応用したことが始まりです。この宇宙飛行士が経験する無重力と老化の関係についてのNASAの研究者であったジョーン・ヴァーニカス著の『宇宙飛行士は早く老ける?―重力と老化の意外な関係』は、私のバイブルになっています。

―― 貴社の考える「アクティブエイジング」とは?また「アクティブエイジング」であるためには、どのようなことが必要でしょうか?

当社が提案する「アクティブエイジング」という生き方は、健康な体でいつまでも魅力的に(アトラクティブ)、生産的に(プロダクティブ)、年齢を重ねることに成功すること(サクセスフル)と考えています。

生物学的また科学的に考えて人としての一番の幸せは健康であり、健康寿命が長いということが大切であり、アクティブエイジングという言葉を弊社が使用するのは、加齢・老化現象にどのように抑制をかけられるかと関連しています。

加齢すなわち歳をとることと老化現象ということは現代医学では違う捉え方をしていると考えます。歳をとることは宿命的ですが、老化というのは一種の疾患であると考えます。アクティブエイジングというのは私たちの意識を含めて老化現象をどこまで防ぐことができるかということにつながります。

人は従来怠けたいと考える動物です。そこでどれだけ身体を動かすかによって差が出てきます。アクティブでいるというのは非常に人生にとってプラスになりますので、そういう意識を持つことで内面も外面も魅力的になってきます。

プロダクティブ、つまり生産性の高い人間というのは元気で健康であり、病気をできるだけ最小限にとどめて働くことが大切になります。今の高齢者は年金を意識して生活しようとしてしまいます。これは日本の少子化や人口減少を考えると、年金で生きることを忘れるぐらいの社会構造を考える必要があります。そのためには、いかに健康な期間を延ばすかが大切です。介護に頼る期間を健康な期間に替えていくことによって、労働者として給料をいただきながら税金を納める生産性の高い社会構造を目指すべきでしょう。また、健康で身体能力の高い高齢者を増やすことによって遠くでの値段が安い買い物もできるようになってきます。

現在は普通の幸せを得る高齢者が減っていますが、そのようなことが実現化すれば人生も当然サクセスフルになり、平凡であっても幸せになると思います。ですから、アクティブエイジングはアトラクティブ、プロダクティブ、そしてサクセスフルにもつながっていきます。

―― 現在、大阪大学と「パワープレート」を使用して共同でバランスについて研究されているそうですね。

『パワープレート』を利用して健康な人を増やそうと大阪大学の最先端医療イノベーションセンターで大阪大学、経済産業省、弊社の産官学が取り組む共同研究開発プロジェクトである『運動力学パフォーマンス研究室』が2014年にスタートし、数々の論文を出しています。健康寿命を延ばすための三次元振動についての基礎・臨床研究を行っています。治験を経て術後の患者に対しても従来の運動療法の限界を超えていくことを期待しています。

―― 既に多くの「パワープレート」が全国のスポーツクラブに納入されています。今後のサービス展開についての展望をお聞かせください。

日本においては運動療法に対する意識は低いと思います。ジムに通う人は10%に満たないうえ、ジムに行ける人、行きたいと思う人、行かなければならないという意識を持つ人はごく僅かでしょう。ウォーキングやジョギングをされる人はしないよりはいいのですが、これから健康寿命を延ばすには病院で医師が勤務しているように専門のジムには優れたスポーツトレーナをもっと養成して配属すべきでしょう。そのことで医療と一体化されると素晴らしいのではないでしょうか。大学の研究や学会発表や論文などがもっと現実社会において活用されていくようにしていくべきでしょう。そのためにはメディアを活用して情報提供をしていくことが考えられます。

これからは、医療と非医療であるトレーニング分野の融合や調和といったアプローチが非常に大切であると考えています。

―― 座右の銘を教えてください。

私が座右の銘としているのは「継続は力なり」です。すなわち運動でも勉強でも何か一つのことを継続して行っていける気質やエネルギーを持つことは大切です。例えば大リーグの大谷翔平選手をみると子供の時からの夢に向かって継続していることが成功へ繋がっていると思います。

スポーツなどをみると大多数の人は続けることが難しいです。1割ぐらいの人が続けられるとして、6~7割の人が続けられない。継続できない、継続しようとしない人は、長生きするのが難しいのではないでしょうか。逆に、継続できる人は、成功へ導かれるでしょう。この「継続は力なり」を座右の銘として、いかに健康寿命、健康対策が重要か、「動きなさい、働きなさい、税金を納めなさい」と私は若者から同世代の高齢者まで多くの人に声を大にしてに言いたいですね。

―― 最後に、戸澤会長の元気の秘密を教えてください。

日々、仕事をしていれば、よくも悪くも、様々なストレスがかかってきます。そのようなストレスがかかってきたときに悲観論者にならないという意識を呼び起こすことですかね。今までいろいろな書籍を読んでいますが、楽観的になるということが良いと思います。ユーモラスというかユーモアを持つということが非常に大切です。いわゆる難民化する高齢者の多くはユーモア、また笑うということを忘れています。

米国ウェイン州立大学が2010年に行った研究で、1950年代より前に活躍した大リーガーのベースボールカードに写った選手たちの「笑顔」と「寿命」の関係を調査したものでは、笑顔とそうでない場合の寿命が7年違うという例もあります。いつでも笑えるような人生は素晴らしいと思います。やはり健康でないと笑えませんね。

元気でいるためには、何事もあきらめない、そしてあきらめずに解決する。そのためにはモチベーションを高く持つことが大切です。

本日はありがとうございました。

2018年4月19日 (プロティア・ジャパン本社にて)

戸澤 明子(とざわ あきこ)
株式会社プロティア・ジャパン取締役会長
学校法人日本医科大学 元評議員
医師(元戸澤クリニック院長、耳鼻咽喉&アレルギー科)
著書: 「50歳から輝く人、30歳で老ける人~アクティブエイジングに必要な33のこと~ (幻冬舎)」

(敬称略)

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