セーレンは9日、働き方改革の一環で定年後の再雇用の年齢上限を撤廃すると発表した。4月をメドにまずはセーレン単体で導入し、将来は海外の現地法人を含めてグループ全体に拡大していく方針だ。人口減に伴う人手不足への対応や業務ノウハウの承継に役立てたい考えだ。

セーレンは現在60歳を定年としており、希望者は65歳を上限として再雇用している。新制度では業務に支障がない限り、働く意思のある人は生涯勤められるようにする。

工場の機械化で作業員の負担が減り、体力の有無がハンディになりにくくなっているためだ。また、同社では生産現場を中心に、ベテランから若手へ技術の引き継ぎが思うように進んでいないことも背景にあるという。

川田達男会長は「いわゆる重労働はほとんど無くなってきており、定年後の人が働ける場が増えてくる」と話している。

一方、家事や子育て、介護と仕事の両立がしやすい職場作りも目指す。時短勤務や勤務地の選択制度、テレワークを取り入れることを検討している。いずれも導入時期は未定。

情報源: セーレン、再雇用の年齢上限撤廃 ノウハウ承継: 日本経済新聞