佐賀県嬉野市。新緑美しい山間の土地に、一面がピンクや白、紫など色鮮やかに染まった一角があります。まるで絨毯のように広がるのは、「シバザクラ」。主人公の川原安幸さん(72歳)と妻の絹代さん(70歳)ご夫婦が、コツコツと荒れた山を整備し、花を植え、3年前から「志田フラワー園」と名付けて一般に開放しています。
地元出身で、農家を継ぎつつ、大工の修業もした安幸さん。23歳で絹代さんと結婚し、これまで何でも夫婦二人三脚でやってきました。4人の子供が生まれ、にぎやかで楽しい家庭。しかし、4人の娘たちも独立した15年前、突然、絹代さんが脳梗塞で倒れ、生死をさまよいます。意識が戻ったものの、全ての記憶を失っていました。その後、リハビリと家族の献身的なサポートで、絹代さんは奇跡的に記憶を取り戻しました。ある日、絹代さんは昏睡状態の時に見た夢の話を語りました。「あたり一面お花畑で、こがん綺麗か場所は見たことが無い。あまりに綺麗かけん、カメラば撮りに戻ったと!」
その後はしきりに「花が見たい」と言う絹代さんのために、安幸さんは日本各地にある花の名所を夫婦で訪れました。
そして2012年、先祖から継いだ山に生い茂る竹やぶを見た安幸さんは「ここに花を植えよう」と思いつきます。絹代さんも賛成し、夫婦で竹を伐採し整地を開始。シバザクラや桜、ツツジなど様々な花を植えました。さらに、安幸さんはベンチや東屋も作りました。2016年春「ようやく人に見せられる、見てもらいたい」と「志田フラワー園」の一般公開を決めます。訪れる人々に喜んでもらうこと、お客さんとの交流が夫婦の何よりの生きがいとなりました。今年もシバザクラは株分けをしてどんどん増やしています。
困難を乗り越え、多くの人を楽しませるフラワー園を作りあげた、川原さんご夫婦の笑顔いっぱいの暮らしぶりを紹介します。

5月12日(土) 18:00~18:30 (30分) テレビ朝日系

番組情報:人生の楽園「笑顔咲く夫婦のフラワー園~佐賀・嬉野市」