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■自由度の高い内職ならシニアも活躍できる
一方で、昨今増えているのが、シニア層の活躍である。埼玉県上尾市の谷口淑子さん(72歳)は、70歳まで会社に勤務して退職後、内職市場に登録した。現在、婦人服の縫製、手袋の刺繍、スリッパの製造などを行っている。夫との2人暮らしは年金でまかなえるが、健康維持と老化予防のためにと、手先を使う作業を行っている。仕事をすることで生活に張り合いも出て、毎日を楽しく過ごしているという。
「かつては収入を得るために内職をする方が多かったのですが、今はお金より自由を優先する方が大半です。自分のライフスタイルに応じて余った時間を有効活用したい。働くことで社会に貢献したい。そういうケースが多いです。作業者さんの3割は、65歳以上のシニアの方なんです」
内職市場では、シニア層への配慮も行っている。岐阜県多治見市の美濃焼団地店。ここには、倉庫の隣に運動ができるスペースを設けており、近隣の住民にとって、ちょっとしたコミュニティーの場となっている。
運営者は富山県の福祉サービスを行っている企業。昨年、内職市場のフランチャイズに加盟した。自社のサービス利用者が、働くことで社会とのつながりを持ち、生きがいを見つけてもらいたい、今後を見据えて収入を得てもらいたい、という思いがあり加盟に至った。
様変わりしていく内職業界。もちろん外へ出てアルバイトやパートをする方が収入は多くなる。しかし育児、介護、療養など様々な事情を持っている人も少なくないのが現実だ。余った時間を有効に使いたい、副業をしてみたいという方は、内職からスタートしてみてはいかがだろうか。

情報源: 「内職」が静かなブーム、子育てママやシニアに人気の理由 | 消費インサイド | ダイヤモンド・オンライン