少ない保険料で日常生活のトラブルに備える「ミニ保険」の登録業者数が、2018年中にも100社を超えそうだ。特徴は工夫を凝らした独自商品。大手の生命保険や損害保険にはないユニークな商品も多い。百花ならぬ「百社」繚乱(りょうらん)のミニ保険の世界を探ってみた。
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■認知症や孤独死 高齢者向けに多彩な商品
2017年7月に登録したリボン少額短期保険(川崎市)は認知症に特化した賠償責任保険を扱う。「ものを壊したり、他人を傷つけたりといった認知症の人が起こしやすいトラブルに対応する」(織戸四郎社長)。補償は500万円(年間保険料1万9800円)と1000万円(同2万4800円)の2つのコースがあり、認知症の人でも加入できる。
高齢者向けの保険はミニ保険の主要テーマだ。現役世代を主なターゲットにしてきた大手生損保との違いを打ち出し、様々な商品を投入してきた。アイアル少額短期保険(東京・中央)の「無縁社会のお守り」はヒット商品のひとつ。賃貸住宅のオーナー向けで、独居老人などの入居者が死亡した場合に、家賃の損失分や部屋の原状回復費用を補償する。いわゆる「孤独死保険」だ。「保険に加入するオーナーが増えれば『住宅弱者』とされる高齢者の入居増も進む」と安藤克行社長。11年の発売後、加入戸数は年々増えており、17年度末で2万3500戸にのぼる。
アイアル少短はSOMPOホールディングス(8630)と組んで「明日へのちから」と名付けた介護度改善応援保険も開発、17年9月からSOMPOケアグループに提供している。これは公的介護保険で指定された介護度が改善すると祝い金(保険金)を支払う保険で、年間保険料5000円なら2万5000円の祝い金を払う。
■「葬儀保険」も
「葬儀保険」も多い。ミニ保険の死亡保険の保険金の上限が300万円と少ない点を逆手にとって、葬儀費用や葬儀後の整理費用に使える点を強調した。保険料を抑え、高齢になっても入れるのが特徴。メモリード・ライフ(東京・千代田)やベル少額短期保険(福岡市)などの商品がよく知られる。
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情報源: ミニ保険、「百社」繚乱 少額で日常トラブルに備え|マネーコラム|NIKKEI STYLE