91歳の今市、福田照代(ふくだてるよ)さんがこのほど、日本珠算連盟の珠算能力検定8級に合格した。検定を実施した日光商工会議所によると、受検者の中でこれまでで最高齢の合格者だという。福田さんは「合格する自信がなかったので、受かってうれしかった。さらに上の級に挑戦したい」と意欲を見せている。
福田さんは60代まで家業の事務を担当しそろばんを使っていたが、特別に習った経験はなかったという。2016年から通っている市在宅介護オアシス支援施設「あおぞら」で今春、活動の一つとしてそろばんがスタートしたことから参加した。
昔から使ってきた「5玉のそろばん」を手に、改めて取り組み始めた。「やってみようかと思って始めたら、本気になった」と振り返る。
「あおぞら」のそろばん活動は月2回各1時間半程度で、市内で珠算塾を開く藤田美津枝(ふじたみつえ)さん(70)が教えている。「目標を持とう」と受検を勧める藤田さんの言葉に5月、福田さんは決意。6月24日の試験日に向けて自宅で復習するなど準備を進め、同月末に晴れて合格した。
検定は一緒に習う今市、遅沢(おそざわ)セイさん(87)、森友、福田真智子(ふくだまちこ)さん(83)、今市、手塚初枝(てづかはつえ)さん(82)らも挑戦。全員8級に合格した。3人ともこれまでそろばんを本格的に習ったことはなく、検定にはちゅうちょしていたが、率先して受検を決めた福田さんに背中を押されたという。
福田さんは「そろばんは大好き。みんなで習っていて楽しいし、指先も頭も使うのでいいと思う。指先の動きが思うようについてこないこともあるが、これからも取り組んでいきたい」と話している。

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