大阪府池田市などの住民グループが65歳以上を主な対象としたリカレント(学び直し)教育を10月に始める。「ジョブカレッジ」と名付けた講座は英会話、調理実習、ヨガなど18種類あり、退職後の生きがいの発見や社会復帰を後押しする。リカレントは大学を中心に展開しているが、住民主体では珍しい。
谷崎潤一郎研究の第一人者、たつみ都志・武庫川女子大名誉教授ら9人の女性が実行委員会を組織して、資金と労務を提供する方式で運営する。65歳以上で大阪北部の北摂地域在住者を主な対象に定員35人を募集する。
半年間の講座で料金は6万円。定年退職者らにスキルを身につけてもらい、新たなチャレンジで再度社会に出てもらうことを目的とする。池田市の「アクティブシニア応援事業」から100万円の補助金を受けた。
職業選択や能力開発に関する相談・助言を行うキャリアコンサルタントの国家資格を持つ講師がたつみ名誉教授を含めて2人いる。パソコン、調理、ヨガ、英会話などの講師が講座を受け持つ。
講座は定年退職者の自分探しや健康維持、起業の仕方、終末について考える座学のほか、スキルを身につける講座としてパソコン、プレゼンターション、英会話の4講座を用意する。
たつみ氏は「定年退職者らが生きがいや仲間を見つけるカルチャー教室とは違い、再度社会に出てもらう講座にしたい」と話している。

情報源: 住民主体 シニア学び直し 大阪・池田で10月から:日本経済新聞