高齢で食べ物を十分にかめなくなると、低栄養になる傾向があることが11日、厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。体力低下につながるため、同省は口腔(こうくう)機能などの維持の必要性を訴えている。調査は健康増進法に基づき毎年実施。昨年11月、3076世帯の食事や運動の状況、身体データの情報を分析した。
「何でもかんで食べられる」と答えた65歳以上の男性のうち、必要な栄養素が足りない低栄養の状態だった人は10.2%。これに対し「一部かめない物がある」「かめない食べ物が多い」などと回答した人のうち低栄養の割合は17.3%だった。女性では「何でもかんで食べられる」で低栄養の人が18.0%で、かめない人は22.9%だった。
また、週に1回も外出をしない65歳以上の男性は、外出をしている人に比べて低栄養状態にあることも分かった。女性では大きな差はなかった。

情報源: 「かめない」高齢者 低栄養になる傾向: 日本経済新聞