製品評価技術基盤機構(NITE)は16日までに、ストーブや介護ベッドなど身の回りの製品を巡る高齢者の事故が今年3月までの約5年間に1237件あり、うち125件は死亡事故だったとして注意を呼び掛けた。
重傷事故は165件。誤った使い方に伴う事故が目立ち「使い慣れの油断は禁物」と指摘、取扱説明書を読むなど正しい使い方の徹底を求めた。
製品別の死亡事故は石油ストーブ26件、電気ストーブ20件、介護ベッド関連14件などの順に多かった。
2016年に大分県の住宅で石油ストーブから出火、70代男性が死亡した事故では、給油タンクのふたの閉じ方が不十分で、こぼれた灯油に引火した。電気ストーブでは、14年に静岡県で就寝中に使っていた70代男性が死亡する火災があり、寝返りなどで可燃物が接触したとみられる。
15年に広島県の80代男性が自宅で介護ベッドの本体と側面の柵との隙間に体が挟まれて死亡した事故では、標準より短い柵を使ったため隙間があったのが原因だった。
NITEはストーブに関し「給油タンクのふたは確実に締め、給油時や就寝時は消して」と説明。介護ベッド関連は「保護カバーで隙間をなくしてほしい」と促した。〔共同〕

情報源: 高齢者死亡5年で125件 製品事故、目立つ誤使用:日本経済新聞