大阪府河内長野市は、10月から市内の高齢者約1万8400人を対象としたタクシー用割引券「おでかけチケット」を導入する。飲食店などで割引を含むサービスが受けられる「まちなかクーポン」も配布しており、高齢者の外出促進や健康づくりなどに役立てることが狙いという。(藤崎真生)

■65歳以上が人口の3分の1
大阪のベッドタウンとして発展してきた河内長野市の人口は約10万6200人(今年8月末時点)。このうち65歳以上は33・35%で、人口の約3分の1を占めるまでになっている。こうした状況を踏まえて、市は高齢者の外出支援などを後押ししようと今回の取り組みを企画した。
対象となるのは、現在75歳以上か平成30年度中に75歳となる市民。100円券10枚つづりの「おでかけチケット」が配布され、市内に拠点を持つ介護、福祉タクシーを含めた約15事業者のタクシーを利用すれば、1度につき1人最大2枚(200円分)までの割引が受けられる。乗車地、降車地とも市内か、いずれかが市内であることが条件で、乗車時には「通院」「公共施設」などのチケットの記載欄に「○」印を記入する。「3人乗り合い」で計6枚のチケットを提出し、600円分を節約することも可能だ。
ただし、市内の楠ヶ丘地区を走る乗り合いタクシー「くすまる」については、乗車料金が中学生以上200円などと安いことから、1度に使用できるチケットは1人1枚。複数人の乗り合いで利用しても、個別に精算する必要がある。

■飲食店での割引サービス「まちなかクーポン」
さらに、市は飲食店など市内約40店舗で割引を含む各種サービスが受けられる「まちなかクーポン」(1人10枚)も配布しており、高齢者の移動手段も含めた外出支援を進めている。
市によると、この事業は32年度末まで続ける方針で、担当者は「これを機に1人でも多くの高齢者に外へ出ることの楽しさを伝えたい」と強調。「同時に、介護予防や健康づくり、ひいては市全体の地域活性化につなげていければ」と話している。

情報源: タクシー乗って外出を 大阪・河内長野市が高齢者向け割引券「おでかけチケット」10月から導入 – 産経WEST