◇河内長野南ヶ丘・旭ヶ丘地区 高齢者の生活支援

コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパンが10日、同社としては府内で初めて、移動販売車による営業を河内長野市で始めた。高齢化が進む一部地区ではスーパーがなく、食料品などを車で届けることで、お年寄りらが買い物をしやすくすることが狙い。今後、人口減と高齢化に悩むほかの自治体でも同様の取り組みが広がりそうだ。
車が南ヶ丘地区の自治会館前に午後0時半に到着すると、商品を買い求める住民約30人でにぎわった。
車内のケースには、弁当やおにぎり、サンドイッチのほか、アイスクリームなどが並ぶ。トイレットペーパーやシャンプーなどの日用品もあり、計約150種類の商品を取り扱う。
夕飯用のカツ丼やパンを購入した近くの主婦北岡美津代さん(68)は「足が不自由で、普段は車を運転できる夫が休みの日しか買い物に行けない。近くまで来てくれるのは本当に助かる。また利用したい」と歓迎する。
全人口に占める65歳以上の割合は33%で府内の市で最も高く、南ヶ丘と旭ヶ丘の両地区ではいずれも45%を超える。両地区内にコンビニやスーパーもなく、市が同社と協定を結び、移動販売車の週1回の運行が決まった。
この日、移動販売を実施する「セブン―イレブン三日市町駅前店」で出発式が開かれた。同社では、2011年に茨城県で取り組みを始め、33道府県で実施しているという。
19日からは、コンビニがない千早赤阪村でも運行するといい、嵐陽一・同社関西ゾーンマネジャーは「お客様の声をくみ取って、品ぞろえに反映させていく。今後も地域に密着した取り組みを進めたい」と話した。

情報源: 府内初、セブン移動販売 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)