大田原市湯津上の威徳院極楽寺で、地域のお年寄りたちを集めて「茶話会(さわかい)~ごくらく」が始まった。高齢者の孤立を防ぐための居場所づくりの取り組みで、青龍寺弘範住職(56)が発案。地元自治会の協力を得て実現した。
青龍寺住職が、実家で1人暮らしをしている義母の話を妻から聞き、「お年寄りが楽しく過ごせる時間を作ろう」と考え、地元の自治会に呼びかけた。同寺を会場に3地区の自治会が合同で開くことにした。
今月4日、同寺会館で開かれた第1回茶話会には地域の高齢者約30人が参加。青龍寺住職が「寺は亡くなった人のためだけではなく生きてる人のためにもある。会の名称『ごくらく』は『極めて楽しむ』という意味。愚痴を言わないで周りに感謝してやっていきましょう」とあいさつ。
青龍寺住職らによる人生や健康をテーマにした講話や、地元ボランティアグループによる健康体操、マジックショーなどのアトラクションも披露された。
同市では、市内24カ所の介護予防拠点施設「高齢者ほほえみセンター」で高齢者の居場所づくりの取り組みが進められているが、寺院を開放して実施するのは初めて。青龍寺住職は「今後も年に数回、できれば月1回のペースで茶話会を開きたい」と話している。

情報源: お年寄りに憩いの場を 大田原の寺院で茶話会 – 産経ニュース