大北地域の5市町村でつくる北アルプス広域連合(大町市)は1日から、大町市内の65歳以上の高齢者を対象に、スーパーなど7店舗で買った商品を無料で宅配するサービスを始める。外出を促し、介護が要らない体力を維持してもらう。行政が主体で、複数の店舗と提携して高齢者の買い物を補助するのは、全国的にも珍しいという。
重い商品を自宅まで運ぶのは、高齢者にとっては負担になる。買い物を家族に任せるなど出無精になることが、結果として体力が落ちたり、認知症が進んだりして介護を必要とする一因にもなっているという。
新サービスは「北アルプス買い物サポート事業」。徒歩や自家用車、公共交通などで出歩ける高齢者が対象。精算時に広域連合が発行した利用登録証を提示し、商品を専用のバッグに入れて送り状を添付する。自宅には翌日か翌々日に店員や郵便局員が届ける。
無料配達するのは、カインズ大町店▽ザ・ビッグ信濃大町店▽JA大北ときわ店▽地場の郷▽西友大町店▽デリシア大町店▽ベイシアフードセンター大町店。
池田町や松川村、白馬村、小谷村でも十一月中に実施する予定。本年度は百人程度の利用を想定し、事業費は最大約百万円と見込んでいる。担当者は「精算時のお金の計算は、ぼけ防止にもつながる」と利用を呼びかけている。(問)北アルプス広域連合=0261(22)6764

情報源:店舗で買った商品を宅配 大町で高齢者向けサービス|中日新聞