研究熱心で、うまい人の泳ぎを観察し参考にする。練習後は自宅までの約1・5キロの道のりを歩いて帰り、足腰を鍛える。「ねんりんピック富山2018」の県勢女性最年長で、水泳の交流大会に出場した90歳のスイマー、五島(ごとう)見智子さん=魚津市並木町=は、向上心も人一倍だ。大会では背泳ぎなど4種目に臨んだ。「もっと伸びのある泳ぎがしたかった」。意欲は尽きない。
 水泳との出合いは50歳を過ぎてから。娘に誘われ、娘と3人の孫との5人で始めた。良いタイムが出るたびにやる気が湧き、一緒に始めたはずの家族が早々に競技から遠ざかっていく中、一人夢中になっていった。現在は洋装店を営む傍ら週3回の練習は欠かさず、長い時で1日2時間泳ぎ込んでいる。
根っからの負けず嫌いで凝り性。うまい人を見つけると積極的に声を掛け、泳ぎ方を教わっている。40年近く指導してきた魚津マスターズスイミングクラブの横田一郎さん(80)は「あまりにも熱心。50、60代の人たちの倍は練習している」と舌を巻く。
ねんりんピック出場者向けの練習会では、60代くらいの“若手”に交じって同じメニューに取り組んだ。高齢ということもあり、指導者から休憩を促されることもしばしばだったが、「若い人には負けとられん」と、やってのけた。
大会では、25メートルと50メートルの背泳ぎ、メドレーリレー、フリーリレーの4種目に出場した。上位に食い込むことはできなかったが、はつらつとした泳ぎに会場は沸いた。「最高の泳ぎだったよ」との声掛けに笑顔を見せるも、「もっと良いタイムを出したかった。大したことないちゃ」ときっぱり。「出るからには1位になりたいね」と、飽くなき向上心を見せた。
水泳は富山市民プールで行われ、県勢36人を含む320人が参加した。背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形、メドレーリレー、フリーリレーがあり、年齢や性別ごとに順位を競った。

情報源: 意欲的90歳スイマー「もっと良いタイムを」 4種目出場の五島さん(魚津)|北日本新聞ウェブ[webun ウェブン]