2018年6月、7月に公演された「狂言劇場」の特別版をお送りする。
狂言「楢山節考(ならやまぶしこう)」は、笑いの要素が一切ないシリアスな作品。舞台は70歳を迎えると山奥の“楢山さん”へ行き、二度と戻らない“楢山まいり”の風習がある村。69歳のおりん(野村万作)は一日も早く“楢山まいり”に行こうとするのだが、孝行息子の辰平(深田博治)はためらってしまう。辰平の母に対する情愛とともに“命を断ち切る”という厳しく残酷な風習が描かれ、見る者に深いメッセージを与える作品となっている。
そして新作能の「鷹姫(たかひめ)」はアイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツの詩劇をもとにした作品。飲むと永遠の命を得ることができるという“不老長寿の泉”をめぐり、泉の守り役の鷹姫(片山九郎右衛門)、長年水を待ち続ける老人(大槻文蔵)、水を求める若き王子・空賦麟(野村萬斎)、それぞれの苦悩と嘆きが描かれる。

10月16日(金) 22:45~0:15 (120分) WOWOWライブ
番組情報:野村万作・萬斎 狂言劇場 特別版- 能『鷹姫』・狂言『楢山節考』